FXとは
FXとは「Foreign Exchange(外国為替)」の略で、二国間の通貨を交換することを意味しています。
簡単に言えば円をドルやユーロに両替する仕組みと一緒です。
取引額の一部を証拠金として預けたうえで、外国のお金と両替するため日本では別名「外国為替証拠金取引」とも呼ばれています。
FX最大の特徴は「少ない金額で大きなお金を動かせること」です。
具体的には「100万円の取引を4万円の資金で行う」といったことができ、この仕組みをレバレッジと呼びます。
効率良く稼ぐためのカギとなりますので覚えておきましょう。
また、FXは金融商品取引法に守られている金融商品であるため、国内でサービスを展開するためには「金融庁の検査」をパスする必要があります。
つまり、国内のFXサービスはすべて金融庁の検査を通っているため、最大のレバレッジが２５倍に制限されています。
ただし、海外のFX会社は日本の金融法に沿って動いていないため、レバレッジなどの大きさも異なります。
具体的には「888倍・1,000倍・無制限」など業者によって様々です。
規制のかかり方も異なりますので、海外FX会社を使う場合には注意しながら使用するようにしましょう。
FXの仕組み
投資に慣れてない人は「FX=複雑」と思いがちですが、二国間の通貨を交換するという点は、海外旅行する際におこなう外貨両替と同じ理屈です。
円とドルで通貨を交換する場合、損益に円安・円高が関わります。
円高・円安とは…
円高とは、円の他通貨に対する相対的価値が高い状態のこと。
言い換えると、円1単位で交換できる他通貨が相対的に多い状態のことです。
これを為替差益と呼び、FXではこの為替差益を狙って通貨取引を行いますので覚えておきましょう。
ただ、FXではもっと単純であり「価格が安い時に買い注文をし、高くなったら売る」「価格が高い時に売り注文をし、安くなったら買い戻す」という取引をします。
円安が、円高がと逐一考える必要はありませんので安心してください。
FXの仕組みとおすすめの通貨ペア
円とドルで通貨を交換する場合、損益に円安円高が関わります。
円安とは円の価値が低下して安くなるという意味です。
他国通貨から円に変換するときや物を輸出する場合は有利となりますが、円から他国通貨に両替する時や外国から物を仕入れるときは不利となります。
円高はこれと真逆のことを指します。
例えば、「1ドル=100円」の為替で100ドルの取引をして出国し、帰国したときに1ドル120円に変動したとしましょう。
このとき円の価値がドルに対して20円下がったということになります。
この時に再び円に両替をすれば、100ドルが12万円となります。
つまり、為替がドル高円安に変動すると、2万円の利益が発生するということです。
これがFX取引における為替差益が発生する流れとなっています。
利益確定をすることを「利確」と言ったりします。
一方、帰国時に「1ドル=90円」に変動していたら、100ドルが9万円となってしまいます。
これがFXにおける為替差損がでる仕組みです。
損失確定をすることを「損切り」と言ったりします。
ちなみにFXは、2国間の通貨をセットにして取引を行います。
FXでは、特に「円・ドル・ユーロ・ポンド」が流通量の多い通貨なので、初心者には上記通貨が絡んだペアでの取引をおすすめします。
理由としては、世界1位のドルと世界2位のユーロは世界中に出回っているため取引は容易です。
一方ポンドは流通量がそこまで多くないため、値幅が激しくドル・ユーロと比べリターンが多くなります。
そのため、FX初心者や安定志向の方は「ドル/円」「ユーロ/円」の組み合わせがおすすめ。
逆に、短期間で多くのリターンを得たい方は「ポンド/円」の通貨ペアがおすすめですよ。