FXでは主に2種類の収益方法があります。
為替差益(キャピタルゲイン)とは
為替差益とは、価格変動の差額分で利益を得ることです。別名キャピタルゲインとも呼びます。
例えば、「ドルが値上がりするかも」と考え、1ドル100円のときに1,000ドル購入するとします。
その後、予想通りドルが値上がりして、1ドル110円になったタイミングで、売ったとしましょう。
そうすると【(110円-100円)×1,000ドル=1万円】となり、1万円の為替差益を得ることができます。
では、逆に「ドルはこれから価値が下がるのでは」と予測された時は、売りから取引を開始します。
例えば、1ドル110円のときに売り、その後予想通りドルが値下がったため、1ドル100円で買い戻したとしましょう。
すると10円の値下がりで1,000ドルあたり1万円の為替差益を得ることができます。
このように、為替レート価格が「安いときに買い、高くなったときに売る」「高いときに売り、安くなったら買い戻す」といった取引をおこない、
その差益で儲けた利益を「為替差益(キャピタルゲイン)」と呼びます。
金利差益(インカムゲイン)とは
金利差益とは、通貨ペア2ヵ国間の金利差で利益を得る行為です。別名インカムゲインとも呼ばれています。
また、金利差で得たポイントのことをスワップポイントと呼びますので覚えておきましょう。
以下で金利が8.25%のトルコ通貨と0.1%の日本通貨を例に解説します。
スワップ収益はトルコリラのような高金利通貨を持っているだけで、日々収益が発生するので為替差益(キャピタルゲイン)のように、レートの価格変動に影響されません。
ただし、トルコリラを売って日本円を購入した場合は、金利がマイナスとなるため日々スワップポイントの支払いが発生します。
スワップポイントは必ずしも利益になるとは限りませんのでご注意ください。
また、受け取れるスワップポイントはFX会社によって異なる点も覚えておきましょう。
まとめ
・為替差益(キャピタルゲイン)は、ペアの価格の変動で売り買いをして利益を出すこと。
・金利差益(インカムゲイン)は、ペアの金利差で利益を出すこと。ただし低金利を購入した場合は、スワップポイントの支払いが発生する。